肉筆　池田頼方、江戸時代後期の旗本。官位は従五位下、播磨守。遠祖、下間頼龍は

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下間氏出身だがその子、頼広は縁戚の池田輝政に従軍して池田重利と改名、徳川家康より播磨新宮藩1万石を賜るものの、子孫邦照が夭折し改易。邦照の弟重教に3000石が下され、以後、寄合として家名継承し、頼方の代に至る。池田頼功の子として生まれた。安政の大獄に於ける江戸南町奉行で、後に勘定奉行も兼帯。寺社奉行松平宗秀、北町奉行石谷、大目付久貝正典、目付神保長興らとともに志士の裁断を担当した現場の指揮官。江戸町奉行を3度歴任。又、稀有な事例として江戸町奉行で勘定奉行を兼帯する時期もあつた。有名な事件では、上州侠客国定忠治に磔を申し渡す。安政の大獄に於ける吉田松蔭の判決に際し、流罪を相当とし、大老井伊直粥に書面を提出するが、直躬の裁可によって覆され死罪と書き改められる。　裏打ちしています。