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戸板康二 「団十郎切腹事件」 初版本・直木賞受賞作・昭和３５年・河出書房新社
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著者プロフィール
東京都出身。慶應大学国文科では折口信夫に師事。当初仏文専攻を考えていたが、予科時代の先輩である池田弥三郎から「折口は百年に一人の人。その授業を逃す手はない」と言われ国文に進んだ。戦後久保田万太郎に誘われて日本演劇社に入り、『日本演劇』の編集長となる。昭和２３年、３３歳で『歌舞伎の周囲』を刊行してから、続々と歌舞伎や新劇・新派の批評、随筆、入門書を刊行、特に『歌舞伎への招待』はロングセラーとなる。４４歳の時江戸川乱歩の熱心な勧めによって執筆した「車引殺人事件」で推理作家としてデビュー。「団十郎切腹事件」によって直木賞を受賞する。日本芸術院会員。『ウィキペディア（Wikipedia）』
「謎を残す八代目團十郎の死を、名探偵・老優雅楽が卓抜な着想で推理する、直木賞受賞の表題作のほか、『車引殺人事件』『奈落殺人事件』など、花道と奈落の明暗の境に生きる役者の世界に材をとる７篇を収録。頭脳明晰にして洒脱、ユニークな名探偵・雅楽を得て、歌舞伎の虚構美と謎解きの論理性がみごと結晶した本格推理短篇集。」 Google Books
河出書房新社・昭和３５年２月初版発行の直木賞受賞作・戸板康二「団十郎切腹事件」です。希少な初版本です。経年の割にはヤケは少なく、シミや書き込み、シールの剥がし跡などはありません。カバーに少し痛みがあり補修しています。１カ所印消し跡がわずかにあります。
６０年以上前の古書であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。
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