日立製作所が1975年に発表した(当時の価格で85,000円)傑作プリメインアンプの一つです。国内仕様の100Vバージョンです。ダイナミックな鳴りで中々凝った作りのアンプです。圧倒的なミュージックパワーと開放的な鳴りは現代でも十分通じます。プリ部とパワー部を切り離しセパレート仕様も可能です。出力は70W x 70W(4Ω), 60W x 60W(8Ω)で余裕のパワーを感じます。スピーカーはA, B2系統でBスピーカーは何と背面に出力調整機能付で能率の異なる2つのスピーカーの比較などに便利です。またフォノの機能も充実しており、フォノ2は出力レベル微調整機能が付加されており、出力の異なるカートリッジのレベル調整に便利、またマスターボリュームの下に細かなプッシュボタン式のゲインスイッチが付いており、これを利用し、さらにボリュームの微調整可能です。よく考えられた素晴らしい設計ですね。現代のアンプはないユーザフレンドリーな作りです。特に現在、アンプは問題なく作動しておりますが、長期間使用してない時はマスターボリュームのガリを防ぐ為、電源オンする前(電源を入れない状態)に十分空回しして下さい(10〜20回ほど)どうしてもこの季節、湿気等でボリュームの接点に酸化被膜がつきガリ発生の原因ともなりかねないので。ま、予防保守と言う意味合いで。寸法:幅47センチ・高さ18センチ・奥行40センチ、重さ12kgで重いですよ。最後の写真は当時のカタログ資料からです。尚、テストはCDプレーヤーを使いAUX1と2の端子を使いました。フォノとヘッドフォン端子は試しておりませんので(恐らく問題ないと思われますが)、念の為。
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