望月あきら「海の星山の星」最終回(「なかよし」別冊ふろく)

講談社「なかよし」に
昭和39年４月号から翌年12月号まで連載された
望月あきらの名作「海の星山の星」

「なかよし」昭和40年12月号の別冊ふろく
貴重な「最終回」です

「サインはＶ！」「ゆうひが丘の総理大臣」
などで知られる望月あきらは
昭和32年に日の丸文庫「聡明活殺剣」で
貸本漫画家としてデビュー
日の丸文庫の倒産後は東京漫画出版社から
「花つみ日記」「末っ子日記」などの
貸本少女マンガを次々に執筆し
その後は雑誌と貸本の両方で作品を発表します

佐藤まさあきプロダクションから
「もっちゃんシリーズ」として「エリちゃん」
「がんばれゆりっぺ」「そよ風とわたし」
などの貸本単行本を発表するとともに
秋田書店「ひとみ」(第１期)で
「涙のカーネーション」
光文社「少女」でも「わたしは東京っ子」
「あしたは土よう日」「わたしの名は…ゆり！」
を連載します

講談社「なかよし」で
「海の星山の星」「ジュリエッタ」
「おいでロッテ」「なみ子とリカ」
「歌よいつまでも」「ふたりだけのリンド」
講談社「少女フレンド」で「ゆめでいこうよ！」
「ミス・サクラ」「チーとばかし困ったヤツ！」
「サインはＶ！」「大が燃えた」
集英社「りぼん」で「ガールハント大作戦」
「まごころ」「人魚」「ドリトル先生航海記」
集英社「マーガレット」で
「すきすきビッキ先生」「ハリケーン娘メアリ」
「がんばれドカベン先生」などの傑作を発表
小学舘の学年雑誌で「ひまわりちゃん」
「カンナの星」「ドカドカドッカン先生」
「おいらあくま三人組」「ハローエミリ」
などを次々に執筆
人気少女漫画家の１人として大活躍します

その後、少年漫画、青年漫画に移り
秋田書店「少年チャンピオン」で
「ゆうひが丘の総理大臣」「ジュトン」
「ローティーンブルース」「カリュウド」
「ズーム・アップ」などを執筆します

望月の少女漫画はかつて
「なかよし」「マーガレット」「少女フレンド」などに連載されたいくつかの作品が
コミックスとして刊行されましたが
現在は全く入手不能で
最終回が読めるのは大変貴重だと思います

一部にホッチキスの外れかけがあり
裏表紙にややシミが見られますが
ページの欠けやインクの裏写りはなく
60年近く前の古本とは信じられないほど
保存状態のいいお品です

昭和少女マンガファンのかた
いかがでしょうか

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